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17- D- 0473 201 7 年 9 月 4 日
株式会社日本格付研究所(J C R)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
株式会社東京ス
タ
ー
銀行
(証券コード:−)【据置】
長期発行体格付 A−
格付の見通し 安定的
債券格付(期限付劣後債) BBB+
■ 格付事由
(1) 東京スター銀行(T SB)は資金量 2 兆円超の第二地方銀行で、台湾の中國信託商業銀行(C T BC )の完全
子 会社 である 。格 付は 、収益 力や 資本充 実度 などを 反映 した T SB 単体へ の評 価に 加え 、 C T BC に よる
T SB への支援の可能性を反映している。C T BC は大手金融グループ中國信託ホールディングの中核子会社。
台湾の民間銀行では最大級の規模を誇るなど事業基盤は強固であり収益力も高い。C T BC グループがグロ
ーバル展開を進めるうえで、T SB はグループの戦略上、重要な子会社に位置付けられるとみられることか
ら、C T BCから必要に応じ適時適切な財務支援が行われる可能性が高いと J C R はみている。
(2) T SB においては基礎的な収益力(国債等関係損益などを除く業務純益)が低下基調にある。収益機会を捉
える力が強い一方で、近年では業容拡大に向けた先行投資により経費が増加してきている。国内では競合
激化で採算性の高い法人融資案件が減り、このことが粗利益を圧迫していくとみられる。しかし、不動産、
ホテル、L BO など仕組金融で強みを有していること、他行に先行し強化しているリバースモーゲージロ
ーンの拡販や、C T BC のネットワークの活用も含めた海外事業の強化などによって、一定の収益を確保し
ていくと J C R はみている。
(3) 貸出資産の質については、総与信額に占める仕組金融の構成比が高く、市況次第で与信費用が変動しやす
い点が特徴である。近年は金融再生法開示債権比率(連結ベース)が速いペースで低下し、17 年 3 月末
は 1.14%と地銀平均を下回っている。過去に多額の与信費用を計上した船舶向けの与信が大きく減った
ほか、未保全額の大きい分類先の数が減少しており、当面与信費用は抑制された水準で推移すると見込ま
れる。
(4) 適格旧 T ier2 資本などを控除した調整後の連結コア資本比率は、17 年 3 月末に前年同月末比 1%ポイント
超上昇し 8%台半ばとなり、格付に見合った水準となっている。内部留保の蓄積に加え、リスクアセット
を削減したことが寄与しており、今後もリスクアセットのコントロールがなされるとみられる。
(担当)炭谷 健志・大石 剛 ■ 格付対象
発行体:株式会社東京スター銀行
【据置】
対象 格付 見通し
長期発行体格付 A- 安定的
対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
第 13 回期限前償還条項付無担保社 債(劣後特約付・適格機関投資家限 定)
60 億円 2012 年 9 月 28 日 2022 年 9 月 28 日 4. 50% BBB+
第 14 回期限前償還条項付無担保社 債(劣後特約付及び分割制限少人数 限定)
20 億円 2012 年 10 月 26 日 2022 年 10 月 26 日 (注 1) BBB+
第 16 回期限前償還条項付無担保社 債(劣後特約付及び分割制限付少人 数私募)
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対象 発行額 発行日 償還期日 利率 格付
第 17 回期限前償還条項付無担保社 債(劣後特約付及び分割制限少人数 限定)
41 億円 2013 年 6 月 6 日 2023 年 6 月 6 日 (注 3) BBB+
(注 1) 2017 年 10 月 26 日まで 3.8%。その翌日以降は 6 ヶ月円ライボーに 4. 91%を加えた率。 (注 2) 2018 年 3 月 13 日まで 3. 28%。その翌日以降は 6 ヶ月円ライボーに 4. 45%を加えた率。 (注 3) 2018 年 6 月 6 日まで 3.46%。その翌日以降は 6 ヶ月円ライボーに 4.35%を加えた率。
格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2017 年 8 月 31 日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:松村 省三
主任格付アナリスト:炭谷 健志
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に「信用格付の
種類と記号の定義」(2014 年 1 月 6 日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、J C R のホームページ(http:/ / www. jcr. co. jp/ )の「格付関連情報」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014 年11 月7 日)、「銀行等」(2014 年5 月8 日)、「金融機関等が発行する
資本商品・T L A C 商品の格付方法」(2017 年 4 月 27 日)、「親子関係にある子会社の格付け」(2007 年 12 月 14 日)
として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社東京スター銀行
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての J C R の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、J C R が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・ 格付関係者が提供した監査済財務諸表
・ 格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
J C R は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. J C R に対して直近 1 年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、J C Rが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、J C Rは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、J C Rは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。J C R は、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、J C Rの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。J C Rの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。J C Rの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、J C Rが保有しています。J C Rの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、J C R に無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NR S R O 登録状況
J C R は、米国証券取引委員会の定める NRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の 5 つの信用格付クラスのうち、以下の 4 クラス
に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g- 7(a)
項に基づく開示の対象となる場合、当該開示は J C R のホームページ(http: / / www.jcr. co. jp/ en/ )に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■ 本件に関するお問い合わせ先